寝る子に育てる 準備期 マインド編①

子育て

うちの0歳5か月の息子は夜一人で寝入り、夜通し寝る。

今回もうちでは成功した、寝る子に育てる「ネントレ」のマインド編を書いてみようと思う。

私見になるため、一つのアイデアとして読んでいただきたい。

今回もこの本で学んだ内容を書いていきたい。


嫁の努力の甲斐あって、我が子は寝る子に育っている。時間にゆとりができて、自分の趣味の時間を取ることができている。

それもあってか、子供の世話をしたり、遊ぶことは意外と楽しい。

しかし、以前の私は、「子育ては大変であり、親になると子供優先になり、自分の好きなことができなくなる。」という子育てに対してネガティブなイメージを抱いていた。

みんなが「当たり前」のように「結婚して」「子供ができて」遊べなくなっていく。

自分の趣味や好きなことを「犠牲」にしてでも、子育ては価値があることなのか疑問を抱いていた。

こんな感情を抱いたことがある人にこそぜひ、ネントレはおすすめしたい。時間にゆとりができる。

自分を大切にして、パートナーも子供も大切にする。

子育てが自己犠牲にならず、子育てが趣味のひとつになるかもしれない。

赤ちゃんに対する日本人とフランス人の認識の違い

多くの日本人の傾向

赤ちゃん=無垢な存在

・赤ちゃんの時は何もできない

・手助けして守ってあげるべき

・なるべく泣かせない

・泣かないように先回り

多くのフランス人の傾向

赤ちゃん=無知な存在

・赤ちゃんのときから学んでいくべき

・大人は赤ちゃんが学べる環境を整える

・泣いても、学びの期間と考える

・泣いていたら、泣いている状態を観察してするべき判断をしてあげる。

引用 フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る「レロちひろ」

多くの「日本人の傾向」には日常を振り返ると散見されるような内容だと感じた。

「赤ちゃんは何もできない」「赤ちゃんが泣くと周りに迷惑が掛からないようにあやす」

無意識的に「赤ちゃんは何もできる能力がない存在」と認識していると感じた。

一方で「多くのフランス人の傾向」は赤ちゃんも大人たちと同じで「尊い人間の一人」であり学ぶ力を持っている存在

解決していくのは「本人」であり「親はその子に合わせた方法で適切にサポートしていく存在」といった印象を受けた。

それは同じ個である親も「自分のこと」を大切にする。自分の趣味や好きなことをする時間を作る。自分の人生を生きる。自分の人生を誰かに捧げないということなのであろう。親しき中にも礼儀あり、自分と相手の境界線はしっかり引いておくといったところか。

「調和」を大切にする日本文化、「個」を大切にするフランス文化

どちらも良し悪しはあるのだろうが、「個」を大切にする考え方は「寝る子に育てる」に関係する重要な考え方なのだろう。

「赤ちゃんが親に合わせる」という考え方

「パパ」「ママ」でない空間や時間を作る

フランス人はパートナーを優先する

引用 フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る「レロちひろ」

一見身勝手でネグレクト的な考え方で親本位に思えるが、赤ちゃんは無知なだけで学習能力があること、「大人と同じ個であり、尊重すべき存在」ということを前提にしている。

「子供との時間」だけでなく、「自分の時間」「パートナーの時間」「夫婦の時間」も大切にするということだろう。

私の仕事でよく使う言葉だが、エンパワメントという言葉がある。「権限を持たせること」「自信を与えること」を意味する言葉である。

私が普段リハビリテーションで対象者を支援するときに、特に意識していることであり、とてもネントレの考え方に似ているものを感じた。

エンパワメントするために必要なストレングスを支える視点。

1具体的にできることから始める

2前向きな「変化」を評価する

3できることの「連鎖」を意識する。

引用 厚生労働省 支援関係の構築Ⅰ 厚生労働省 身体障害者ケアガイドライン

日本はとても周りとの「調和」を大切にする文化がある。察する美学、言われる前に行動する。

それゆえに、日本の文化は形式的なものが多く、非合理的なものが多いと私は思う。

少なくとも以前の私がそうであった。

学生時代の部活「先輩に厳しくされたから、自分も後輩に厳しくする人」がいる。これは、合理的でないと思う。

やってほしいことを言葉にして伝えた方が後輩は伸びるし、人間関係が良好になるとチームプレイもよくなり強くなるはず。

社会人になり、書類作成業務について遂行時間の割に成果が見合っていないと思い、この仕事の意味やなぜこのやり方なのか聞くと「そうやって教えてもらったから」「前からこうやってるから」と形式的な返答しかなく答えになっていない人が多いと感じる。

やり方を自分一人の意見で変えたほうがいいかというとそういうわけではないが、自分のやっていることに疑問を持ち「なぜやっているのか」を自分の頭で考えることは大切だと思う。

自分の思っていることをあえて言わない、日本の「察する美学」も相まっているのかもしれない。

ねんねトレーニングをすると周りの人からは「泣いているのにほったらかしてかわいそうじゃないか」「小さいうちしかだっこできないんだからすぐに抱っこしてあげないと」など周りから理解が得られにくいかもしれない。

しかし、「お腹で寝ている赤ちゃん」が「生まれてきてからなぜ寝れないのか」同じ疑問を持つ方は赤ちゃんの持つ可能性を信じてぜひ、ネントレに取り組んでみてほしい。

次回はネントレ生後0か月編を書いてみようと思う。


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