みなさんこんばんは
3連休は仕事の勉強会に参加し、その地方に引っ越して生活している高校のころの友人と再会してきた。
昼ご飯を食べた後カフェに行きコーヒーを飲みながら近況報告をした。主に生活のことや仕事のことだった。
高校生のころは、コーヒーなんて視野になく、スイーツを食べながら学校の話を永遠にしていた。
コーヒーを飲みながら価値観の話なんてするとは、歳をとったものである。
友人の仕事
彼も私と同じく母子家庭であり、話が合うことがある。
彼は大学卒業後、営業系の企業に就職したが、1,2年で退職し、思い切って地元を離れプログラミングの世界に飛び込んでいる。デザインの才能を生かして企業のアプリをホームページ作ったりしているみたいだ。
プライベートでは趣味の合う美人な奥さんと結婚し、趣味もしっかり楽しみ充実した暮らしをしている。
彼の仕事は土日も捧げるつもりがあれば、仕事を自分で取ってきて副業で結構稼げてしまう業界らしい。
むしろ、本業より副業収入のが多くなった時期もあるんだとか。ほんとうにすごい。
しかし、現在は副業はやめてしまっているみたいだ。
理由としては、副業は友達と遊んでいるときも自分の時間を時給換算してしまい、人生が楽しくなくなってやめたとのこと。
サラリーマンをのんびりやっていると感じない価値観であると私は思った。
私の周りでは、仕事にかける時間を美学にしており、残業で小遣い稼ぎをしている人が散見されている。
彼は”クライアントが満足のいくサービスを提供すること”(直感的なデザインと彼は言っていた)を目標にし、仕事相手とコミュニケーションをしっかりとり、ときには手を抜く時間を作り、納期までに質の高いサービスを提供している。
毎日だらだらと時間を費やすのではなく、メリハリのある仕事だった。
リモートワークで出勤時間いらず、こっそりだらだらできるのはとてもうらやましい。(尊敬の意味)
私の仕事
一方で私はサラリーマンであり、リハビリテーションを仕事にしており、病気になってしまった人の社会復帰のサポートをしている。
勉強会に行ったり、学会発表したりとぼちぼち研鑽を積んでいる。
職場の人に「なんでそんなに一生懸命働いてるの?給料変わんないよ。楽しないと損だよ。」そんな言葉をかけられて「金にならん資格を取ってしまったな」と自分を見失っていた時期があった。
思い描く生活は人それぞれ。大切にしていることやその人らしさはクライアントによって全く違う。
ある程度の仕事の構造化はできるが、文献やマニュアル通りに行っていては、クライアントにとってよりよいサービスにはならない。
クライアントを尊重して協同してリハビリテーションを行っていくことが重要なのだが、これはとてもスキルが必要であり、国家試験を通ったからといってできることではない。自己研鑽が必須になってくる。
しかし、実際はいいサービスが提供できなくとも会社にさえいれば給料はもらえる。会社をクビになることもない。
クライアントもその場限りでもう会うこともない。
私見だが、私の業界で働く人たちは、かなり二極化されていると感じる。
私は、人生の多くの時間を仕事に費やすのであれば、せっかくなら人に喜んでもらったり、いいサービスが提供できるような人間になりたいと考えている。
勉強会に行くといつもその感覚は研ぎ澄まされる。自分よりもすごい人がたくさんである。
そんな人たちは自分よりも大変な仕事をしているのに、楽しそうに仕事をしている。
そして、お金もたくさん稼いでいる。私は平均並みしか稼げない。
国家資格を取ったからといっていい生活ができるわけではない。なかなか厳しい世界である。
共通点
高校のころの友人もリハビリ業界のベテランたちも、時間を切り売りせず「好きなことに熱中」し「誰かの役に立ちたい」「良質なサービスの提供」に努力を続けた結果、「お金」がついてきている。
そして、自分を犠牲にしておらず、プライベートも充実している。
何事もバランスが大切だろうが、時には自分の時間を犠牲にして仕事に熱中することも大切なのかもしれないと感じた。
また、彼らは共通して「運がよかった」という。
今の仕事につけたのも偶然つながりがあったから、今このポジションで仕事しているのも運よく配置が決まった。など。
「運がいい」と思えるように自分で考え動き、運をつかむ努力をしていたのだろう。
彼らに負けないように私も自分の無理のない範囲で研鑽を積んで楽しく、考えて仕事ができる人間になりたいと思った。
しっかり自分が納得する形で、自分の目標をもって仕事をしたい。明日からも楽しんでがんばろう。
最後に (息子にメッセージ)
息子にはいろんな人の意見に耳を傾けて、自分で考えて、自分が納得するような答えを出して、いろいろな体験をしてもらいたいと考えている。
もし興味を持ってもらえるのであれば、このブログを読んでもらいたい。
そうでなくとも息子が困ったときや悩んだときに気軽に相談してもらえるようにサポートしていきたい。
私は母子家庭で育った。裕福ではないが、不自由なく育ててもらえたと思う。
しかし、仕事で忙しい母といる時間は少なかった。私は頭がいい方ではないので生き方としては、あまり学んでこれなかった。「魚」を与えてはもらい満足してしまい「魚の釣り方」は軽視していた。
息子には同じ道をたどらないようにできるだけ満足感・幸福感のある人生を送ってもらいたい。
この記事を書いていると2冊の本を思い出した。特に「夢をかなえるゾウ」は今日の仕事の価値観に関する共通点が多い。面白いので興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
その日の夜
その日の夜は、もう1人の友人と合流して、居酒屋でたくさん笑った。その後、高校の時のように夜更かしをしてみんなでゲーム(スプラトゥーン3)をして遊んだ。
そのゲームを帰りに購入する羽目になった。
月日が経っても、こんな私と時間を共有してくれる友人は貴重である。そんな人達と過ごす時間は今後も大切にしたい。
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